25 6月, 2025

Terra Race、マイグレーション・グラベルを制覇

暖かいもやのように立ちのぼる砂塵。その向こうにはサバンナが広がり、マサイマラの夜明けとともに影がゆっくりと溶けていく。このレースを取り巻くすべては壮大で、荒々しく、本能的だ。

ケニアの息をのむような大地で、「マイグレーション・グラベルレース2025」が幕を閉じました。4つのステージを通じて、このグラベルレースは単なる探検や冒険の枠を超え、ハイレベルな競技へと進化していることが、改めて証明されました。私たちはこの進化の中心に立つことを目指し、OOLAB(オーラボ)とともにその道を切り拓いています。

まだ未発表で極秘の新型バイク「Terra Race(テラレース)」。ラボから生まれたばかりのこのバイクが、マイグレーション・グラベルレースを席巻したのは紛れもない事実です。男子レースでは、Terra Raceが圧倒的な存在感を放ちました。オルベアチームのルーカス・バウムとローレンス・ナエセンがこの新型バイクで見事な走りを見せ、4つのステージすべてを制覇。バウムは第1ステージと第3ステージで優勝し、総合優勝も獲得。ナエセンは第2・第4ステージを制しました。

安定した走りを見せたルーカス・バウムは、第1ステージから風に揺れる草原の中、ハンス・ベッキングと共に先頭を牽引。第3ステージでは落車にもかかわらずすぐに立て直し、ソロでの勝利を飾りました。彼の総合優勝は、ち密な戦略と、ペダルを踏むたびに力強い推進力を生み出すTerra Raceの存在があってこそ成し得た、完璧な勝利でした。

一方、ローレンス・ナエセンは、スピードが求められるステージで“ハンター”としての本能を発揮。特に過酷を極めた「クイーンステージ」では圧倒的な力を見せつけ、最終日にはベルナルド・ングドゥングとの激しいスプリントを制し、すばらしいパフォーマンスで締めくくりました。

マイグレーションは、並みのレースではありません。中途半端な準備や謙遜が入り込む余地など一切ない舞台です。

Terra Raceは、約束された競技性能を見事に発揮しただけでなく、ケニアの地で完全にその存在を示しました。地形を読み切るライダーと、グラベルレーシングの限界を再定義するために設計されたバイク。その結果が何より雄弁に語っています。

Gravel Unleashed

超軽量のOMXカーボンフレーム、レース仕様のジオメトリー、そしてエアロ性能を重視したグラベルデザイン――それらすべてが、ケニアの過酷な地形に必要とされる「精密さ」「剛性」「反応性」を完璧に満たしました。アタックのたびに、ペースチェンジのたびに、そしてテクニカルな下りのたびに、Terra Raceは確かな走りを見せました。Terra Race――それは、競技のための純粋なパワーそのものなのです。