6 6月, 2024
Seeking Excellence: Cobbles
石畳はどんなサイクリストにとっても他では得られない体験です。でこぼこ路面は真のスキルの試金石であり、歴史あるロードレースで最適なバイク選択がきわめて重要であることを強調しています。
石畳にはサイクリングにおける長い歴史があります。 ツアー・オブ・フランダースやパリ~ルーベなどのレースは、レジェンドたちがつば競り合いを演じたことでファンが増え、やがて世界じゅうから観客が集まるようになったのです。
「クリスマスや新年の前から人々は次のシーズンについて話し始めますが、ファンはただただ次のシーズン到来を待ち焦がれています」とLotto Dstny のスポーツディレクター、ダーク・デモルはそう語ります
「子供の頃はレースをテレビで見たり、沿道に立ったりしていましたが、今年初めてクラシックを走りました。ファンの壁を乗り越えて走るのはとてもクールでしたよ」とLotto Dstny の アレック・セガールトは付け加えます。
石畳の容赦のない特徴には、スキル、強さ、ただでは起きない忍耐力が必要です。バランスとコントロールの絶え間のない戦いが続くのです。疲れがたまり、身体が容赦ない振動を吸収すると、歴戦のプロでさえ持久力が試されます。しかし、こうした挑戦こそが、石畳でのロードレースを魅力的なものにしているのです。予測不可能な地形は、あらゆるレースに興奮とドラマの要素を加えます。各セクターは見せ場となり、限界に挑戦するライダーの意志を示します。
「サイクリングの指標としてワット数が問題になりますが、石畳では問題ではありません。持てる力すべてを発揮しなければなりませんから」と Lotto Dstny のフロリアン・フェルメルシュは言います。
石畳でのレースに適したバイクを選ぶことは非常に重要です。なめらかな舗装路とは異なり、石畳の上での走行では、パフォーマンスを損なうことなく振動や衝撃を吸収できる独自の設計が必要です。 ライダーは、こうした状況に合わせて特別に設計されたバイク、つまり幅広のタイヤと、剛性がありながらもしなやかさを合わせ持つバイクを選びます。
「石畳に適したエアロバイクを設計するのは難しいことです。Orca Aeroの第1世代は、驚異的な空力と剛性を備えたスプリンター向けに設計されましたが、バイクは石畳でも性能を発揮する必要があることに気づきました」とORBEAのロードプロダクトマネージャー、ホセバ・アリザガは語ります。
「垂直方向に硬すぎたら乗りづらいでしょう。最大32mm幅のタイヤが使えるように、タイヤクリアランスを大きくしました。石畳のレースは非常に平坦で、スピードが速く、小集団から先行集団に追いつく動きがひんぱんですから空力がカギとなります。だから Orca Aeroがベストな選択となるわけです」。
結局のところ、石畳のレースはスキルを試すものであると同時に、人格を試すものでもあります。それは、課題に正面から立ち向かいながら、走る喜びを受け入れることです。多くの人にとって、石畳を制覇することは夢であり、サイクリングの歴史が織りなす伝統を称える夢でもあります。